(社)日本双眼鏡工業会「双眼鏡の発展過程と政策対応の調査」
双眼鏡のうつりかわり(大塚光学・石黒コレクション他の提供)
「戦前・戦中の遠目鏡(とおめがね)と双眼鏡」より

写真上より、木製六角遠目鏡、大竹筒遠目鏡、竹筒遠目鏡

紙筒遠目鏡「一閑張(いっかんばり)遠目鏡」

金属筒遠目鏡

隠密遠目鏡
印篭が遠目鏡に早変わりする。徳川時代の作とみられ、隠密が携行したものと思われる珍しい遠目鏡

上記隠密遠目鏡。遠目鏡になった状態

刀に見えるが実は遠目鏡
徳川時代の作とみられ、隠密が携行したものと思われる珍しい遠目鏡

ガリレイ型双眼鏡 5X44
本皮張り遮光筒付き中折れ。フランス製

ガリレイ型双眼鏡 6X50
二段式視度調整。ロッス社製(イギリス)

ガリレイ型双眼鏡 6X48
幕末、木村益次郎が使用したものと同じ。靖国神社にある木村益次郎の銅像は、これと同じタイプの双眼鏡を持って部下を見つめている。フランス製

正立屈折双眼鏡 20X41
接眼レンズ4枚。当時としては超高倍率

正立屈折双眼鏡 9X31
ピニオンギヤーで視度・眼幅を調整する珍しい双眼鏡。接眼内筒に金メッキし錆ないようにした高級双眼鏡。1883年イギリス製

ガリレイ式双眼鏡(オペラグラス)
レバーで焦点を合わせる折りタタミ式のオペラグラス

ガリレイ式双眼鏡(オペラグラス)
貝を張って装飾したオペラグラス

ガリレイ式双眼鏡(オペラグラス)
七宝焼で装飾したオペラグラス

ガリレイ式双眼鏡(オペラグラス)
掛けめがね式オペラグラス

ガリレイ式双眼鏡(オペラグラス)
折りタタミ式オペラグラス

ガリレイ式双眼鏡(オペラグラス)
ガマ口型オリタタミ式オペラグラス

ガリレイ式双眼鏡(オペラグラス) 3X17
ワンタッチ眼幅調整式オペラグラス

ガリレイ式双眼鏡(オペラグラス) 6X23
レバーで焦点を調節するインスタ・フォーカス式オペラグラス。ウォーレンサック社製(米国)

ガリレイ式双眼鏡(オペラグラス)
本格的小型オペラグラス

レボルバー式変倍双眼鏡
東郷元帥が日本海海戦のとき、三笠艦上で使用した双眼鏡。レボルバーにより倍率が5倍と10倍に変えられる。カールツアイス社製(ドイツ)

プリズム双眼鏡 12X20
藤井竜蔵氏が「代金支払いカッパライ」方法でイギリスのロッス社からわが国に持ち帰り、わが国産第一号双眼鏡のモデルとなったものと同じ双眼鏡。1900年(明治33年)7月11日パテント・ペンディングと記されているのが判読できる。ロッス社製(イギリス)

プリズム双眼鏡
昭和の始めカールツアイス社が作ったもので、本格的プリズム双眼鏡であり、今日のプリズム双眼鏡の原型となった

プリズム双眼鏡 6X24
戦中、主としてわが国陸軍が軍装品とした

プリズム双眼鏡 7X50 ZIF
わが国海軍が兵器として正式採用した目盛(スケール)入り双眼鏡でノパーと呼ばれた戦後輸出の花形となった

プリズム双眼鏡 8X34
眼輻調整の仕組みが変わっている。大正初期アイチソン社(イギリス)製

砲隊鏡 15X75 4° 東京光学製
ツノ型双眼鏡とも呼ばれた塹壕などで使用が便利な潜望鏡式。

夜間専用型望遠鏡
銃に取り付け携帯できる。ごく僅かな光を増幅し対象物は青白く見える。月明かりで3km、星明かりで1.5km先のものが見える。米国製(戦後)。

マイクロ型プリズム双眼鏡
6X15 MCF

プリズム双眼鏡 7X35 ZCF

プリズム双眼鏡 7X35 BWCF 12°
戦後開発された広視野型

プリズム双眼鏡 8X40 ZCF

プリズム双眼鏡 8X40 BWCF 9.5°

プリズム双眼鏡 20X60 BCF
アポロ、ソユーズのドッキングのとき、アポロで使われたものと同型の双眼鏡

ズーム双眼鏡 7X-12X40
昭和30年代開発の手動式ズーム型
その後電動式のものが開発された

ダハ(ルーフ)プリズム双眼鏡
8X20 DCF(HCF)折りタタミ式
昭和40年代開発の直筒型

ダハ(ルーフ)プリズム双眼鏡
6X24 DCF(HCF)

ガリレイ式双眼鏡

プリズム双眼鏡 6X30 BCF

プリズム双眼鏡 7X50 ZCF

ズーム双眼鏡 7X-14X35

ダハ(ルーフ)プリズム双眼鏡
7X21 DCF(HCF)



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